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Uncle Wiggily in Kinshicho.


錦糸町のひょこひょこおじさん


私に話をしながらおじさんは、となりの女の人を気にしていた。
それに気づいたからか、その女の人は荒々しくいすを片付けて
その場からいなくなってしまった。
もしかして、あの女の人は怒っていたのかな。
まわりには、さっきよりもたくさんのお客さんが座っていた。
おじさんは、自分の話がもり上がってくるのといっしょに、
どんどん大きな声になる。

おじさんの話を聞くのは、半分おもしろいけど、半分いやだった。

きっとまわりの人たちは
このおじさんの事も、
おじさんの話相手をしている私の事も、
すごくいやだと思っている。

みんながおじさんを無視するのは、
おじさんがお昼なのにお酒をのんでいるからだ。
おじさんが少しきたない格好をしているからだ。
おじさんの変な話が、いつまでも終わらないみたいだからだ。
これでおじさんは、99%みんなに無視される。

話し相手になった私の事を
おじさんに対して態度がすごく悪かったにもかかわらず
学者だ、芸術家だと、すごくほめてくれた。

時間のないそぶりをして帰ろうとする私におじさんは
その場で猫の絵を描いてくれて、それを私にくれた。

そしておじさんと、ふんわりした握手をした。

090421_01.jpg


おわり


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